メッセナゴヤ2016へ向けてノベルティ制作を始めました | 基板の実装・試作・改版なら実装TOP便.com

セキアオイテクノ“実装TOP便”は、10/26～29に開催される【メッセナゴヤ2016】に出展します。

小間:2A-14です。

ご来場プレゼントとして粗品をご用意する予定ですので、ぜひお越しください!

・・・ですが、粗品は何にしたらよいだろう、といろいろ調べました。

その中であっと思ったのが、電子部品や基板を利用した小物たち。業界では基板配線の設計をアートワークとも呼びますが、そんな材料をクールに活かしてしまうことに驚きました。

そして思いました。これ、加工技術と設備と材料の豊富な、我が社がしなくてどうするの?! と。

そこで、資料をまとめ、上長に話をしたところ、すでに作ってみたことがあるそうです。当時の写真を見せてもらいましたが、単に四角く切った基板にキーホルダーを付けただけでしたが、基板そのものが美しいのでデザインにこらなくてもそれなりに素敵ですし、表面樹脂の丁寧な加工で日常使いに適しています。

その後どうなったのかを聞くと、「すてた」。って、え～?! 外に出すのは想定外だったとのこと。

せっかく展示会をするので、話のタネにこういうものを粗品にしてみましょうよ、と提案すると承認が下りました。準備開始です。

廃材は、ワイヤーボンディングの“余り”というには豪華すぎる24金ワイヤーや、その他、抵抗・コンデンサ・IC・スイッチなど豊富にあります。

あとは樹脂。実装工場にとっては日用品で、なかでも実装技術の最高峰ともいえるワイヤーボンディングで使用しているものと同じものを用意。もちろん固めるためのUVライトも業務用です。

そして、クリーンルームでマシュマロマンのような防塵服を着て樹脂加工へ。

・・・すでに市民権を得ているレジンクラフトとか、ハンドメイド雑貨とか、そんな言葉とは程遠い、“ガチの工業製品”を作ろうとしている雰囲気です。

そして完成した試作品がこちら。

抵抗のチャーム

セラミックアレスタのボールチェーン

24kワイヤー入りチャーム

イヤホンジャック用チャーム

要微修正ながら、揺らゆら、ツヤツヤ、プックリ、と随分可愛く仕上がったものです。いかがでしょうか?

デザインby三輪(メンバー紹介の写真から“まじか”と思われてもごもっともだと思います)